

「せっかく頑張った分のボーナスは、もらってから辞めたい」
これ、当たり前の感覚です。問題は、賞与は給料と違って会社ルールの影響が強いところ。
だからこそ、感情ではなく逆算で勝ちます。
この記事の結論
ボーナスを受け取ってから辞めたいなら、支給日から逆算して「退職日(在籍終了日)」を置く。
さらに支給条件(在籍条件)と査定期間を確認し、危ないポイントだけ先に潰す。
賞与(ボーナス)は、ざっくり言うと次の2つで結果が変わります。
| 要素 | 意味 | ズレると起きること |
|---|---|---|
| 支給日 | 実際に入金される日 | 退職日が早いと支給対象外になることがある |
| 在籍条件 | 「支給日に在籍していること」など | 1日違いでゼロになるケースがある |
| 査定期間 | 評価の対象期間 | 辞める時期で評価に影響することがある |
ポイント
「支給日に在籍」が条件なら、退職日は支給日より後に置くのが基本。
(最終出勤日は別。ここを混同すると失敗します)
ボーナス狙いで一番多い失敗は、順番が逆になることです。
決める順番(これが安全)
1) 支給日(いつ入るか)を確定
2) 退職日(在籍終了日)を支給日より後に置く
3) 最終出勤日(引き継ぎ・返却の日)を先に置き、有給でつなぐ
この順番なら、会社側にとっても「引き継ぎが終わっている」状態を作れるので、摩擦が減ります。
推測は危険です。確認ルートはだいたい決まっています。
| 確認場所 | 見たい情報 | メモ |
|---|---|---|
| 就業規則・賃金規程 | 賞与の支給条件(在籍条件など) | 社内ポータルにあることが多い |
| 過去の給与明細・賞与明細 | 支給月・支給日・控除の傾向 | 入金のタイミング感が掴める |
| 人事・総務への問い合わせ | 支給日、在籍条件の確認 | 文章で残すと強い |
コツ
「退職したいから」ではなく、支給日と条件の事実確認として淡々と聞くと角が立ちにくいです。
テンプレ
「賞与について確認させてください。次回賞与の支給日と、支給対象となる在籍条件(支給日に在籍が必要か等)をご教示ください。」
これで、逆算の前提が固まります。
ボーナス狙いで揉める典型は、次の3つです。
| 落とし穴 | 起きること | 先回りの対策 |
|---|---|---|
| 退職日が支給日の前 | 支給対象外と言われる | 退職日を支給日より後に置く |
| 口約束で進める | 条件が変わる/言った言わない | 規程・文章回答で確定する |
| 退職意思を早く出しすぎる | 関係が悪化して消耗する | 逆算が固まってから伝える |
現実的な考え方
「評価を下げられるかも…」と不安になるなら、まずは支給日・在籍条件だけ確定し、退職意思の表明は逆算が固まってからに寄せると崩れにくいです。
ボーナス支給後すぐに辞めると、現場の感情が荒れやすいのも事実です。
ここは「印象で損しない」設計に寄せるとラクです。
印象で損しない型
・支給後:必要最低限の引き継ぎを終える
・最終出勤日:返却物・挨拶・引き継ぎ完了
・その後:有給で退職日までつなぐ
この形なら、会社側の「突然いなくなる」を避けやすく、話が通りやすいです。
ボーナスを受け取って辞める計画が固まったら、次に怖いのは「想定外の出費」です。
重いところから順に潰すと、退職後が一気にラクになります。