

退職金って、もらえる人ともらえない人がいます。
そして厄介なのが、「もらえると思ってたのに、実は規程がなかった」「条件を満たしてなかった」みたいなパターン。
だからこそ、退職金は期待ではなく確認で決めます。
この記事の結論
退職金は、会社に制度があるか(退職金規程があるか)でほぼ決まる。
次に見るのは勤続年数・退職理由・支給対象の条件。
最短は①規程の有無 → ②支給条件 → ③支給時期の順で確認する。
給料と違って、退職金は制度がない会社も普通にあります。
なので、最初の一手は「制度があるか?」の確認です。
確認するもの
・就業規則
・退職金規程(別冊になっていることが多い)
・賃金規程・福利厚生資料(社内ポータル等)
「退職金制度あり」と書いてあっても、細かい条件が付いていることがあるので、規程まで見ます。
規程が見つかったら、次はこの3点を見ます。
| チェック項目 | 見たい内容 | よくある条件 |
|---|---|---|
| 対象者 | 誰が支給対象か | 正社員のみ/一定の雇用形態のみ など |
| 勤続年数 | 何年以上で支給されるか | 3年・5年以上など |
| 退職理由 | 自己都合/会社都合で違いがあるか | 自己都合は減額、会社都合は加算 など |
コツ
「退職金いくら?」を先に探すより、支給対象かどうかの条件を先に確認した方が早いです。
規程には「こういう場合は支給しない」「減額する」と書かれていることがあります。
ここを見落とすと、後で揉めます。
よくある注意書き
・懲戒解雇の場合は不支給
・勤続年数が条件未満は不支給
・自己都合退職は支給率が低い
・退職の手続き(書類提出)をしないと遅れる
「怖いから見ない」ではなく、先に見ておくと安心材料になります。
退職金は、退職日当日にもらえるものではありません。
規程の中に、だいたい支給時期が書いてあります。
| 書かれ方 | 意味 | 実務で起きること |
|---|---|---|
| 「退職後○ヶ月以内」 | 一定期間内に支払う | 1〜2ヶ月程度待つことがある |
| 「支給日を別途定める」 | 会社裁量が大きい | 総務確認が必須 |
| 「最終給与と同時」 | 給与と一緒に払う | 入金タイミングが読みやすい |
重要
支給時期が曖昧な書き方なら、総務に「事実確認」として文章で聞くのが安全です。
退職金は、聞き方を間違えると警戒されます。
淡々と「規程の確認」として聞くのが楽です。
テンプレ
「退職金制度について確認させてください。退職金規程の有無と、私の雇用区分における支給対象条件(勤続年数条件・退職理由での差の有無)と、支給時期の目安をご教示ください。」
これで「制度があるか」「条件を満たすか」「いつ入るか」が一気に見通せます。
退職金は、給料と同じ扱いではありません。
ただ、ここで深掘りしすぎると迷うので、まずは入口だけ。
入口の理解
・退職金は「退職所得」として扱われることが多い
・手続き(書類)の出し方で手取りが変わるケースがある
・詳しい処理は会社の案内・書類に従うのが基本
まずは支給対象かどうか、支給時期の確認が先です。
退職金があってもなくても、退職後に重くなるのは結局ここです。
先に理解しておくと、資金繰りが一気にラクになります。