

有給を消化して辞めたい、または退職日を決めたい。
その前に絶対にやるべきなのが、有給の残日数を“正確に”把握することです。
ここが曖昧だと、後半で「そんなに残ってない」「その日数は無理」と言われて揉めます。
この記事の結論
有給残日数は、①システム表示 → ②明細/社内資料 → ③人事へ文章で確認の順で固める。
さらに付与日・時効・計算単位まで見て「ズレの原因」を先に潰す。
職場によって違いますが、多くは次のどれかで確認できます。上から順に見ていくのが効率的です。
| 確認場所 | 見える内容 | 強み |
|---|---|---|
| 勤怠システム(Web/アプリ) | 残日数・取得履歴 | 最新に近い/証拠として強い |
| 社内ポータル・就業規則関連 | 付与日・運用ルール | 計算の根拠が分かる |
| 給与明細・年次有給休暇管理表 | 残日数(記載がある場合) | 手元に残りやすい |
| 人事・総務へ問い合わせ | 公式回答 | 確定情報として強い |
最初のゴール
「残り○日です」を、画面/書面/文章回答のいずれかで残す。口頭だけは避ける。
勤怠システムがあるなら最短です。
見るべきは、残数だけではありません。
見るポイント
・有給残日数(繰越を含むか)
・付与日(いつ付与された分か)
・取得履歴(いつ何日使ったか)
退職が絡むと、表示や運用がブレることがあります。スクショで残すのが強いです。
「システムでは○日」「人事は△日」とズレるのは珍しくありません。
だいたい原因はこのどれかです。
| ズレる原因 | 起きること | 確認すべき点 |
|---|---|---|
| 付与日が複数ある | 古い分が失効している | いつ付与された分か |
| 時効(消滅)がある | 「残ってるはず」が消えている | 失効日・繰越の扱い |
| 半日・時間単位の扱い | 日数換算でズレる | 何時間=1日か |
| 欠勤・休職の影響 | 付与が止まる/減ることがある | 直近の付与状況 |
| システム反映の遅れ | 最新取得が反映されていない | 締め日・反映タイミング |
ポイント
ズレは「誰かが嘘をついている」より、計算単位と付与日の理解不足で起きます。ここを押さえると揉めにくい。
最終的に強いのは、人事・総務からの回答です。
電話や口頭だけだと、後で条件を変えられるので、メール/チャットで確認するのが安全です。
聞き方テンプレ(短く・淡々と)
「有給休暇の残日数について確認させてください。現時点の残日数(繰越含む/含まない)と、直近の付与日・失効予定があれば併せてご教示ください。」
「退職するから教えて」など理由を書かなくてもOKです。純粋な事実確認で十分。
残日数が確定したら、次にやるのは「取れるかどうか」の相談ではありません。
退職日(在籍終了日)と最終出勤日を分けて、有給を並べます。
並べ方の型
1) 最終出勤日=引き継ぎ・返却を終える日
2) その翌日から有給を連続で配置
3) 有給を使い切った日を退職日にする
この形にすると、会社が嫌がる「突然いなくなる」が起きにくくなり、話が通りやすいです。
残日数が人事の回答と違う…どうする?
まずは「付与日・失効・時間単位」のどれが原因かを確認します。感情で揉める前に、計算の根拠を揃える方が早いです。
有給の残日数を教えてくれないことはある?
口頭では濁されることがあります。だから最初からメール/チャットで「事実確認」として依頼し、履歴を残します。
退職を伝える前に確認していい?
問題ありません。残日数の把握は、ただの情報確認です。
残日数が固まったら、次は「通し方」です。
拒否・先延ばしが出た時の動きも、順番さえ守れば崩れません。
有給を消化して辞めたい|通りやすい段取り
有給を拒否された|押し返す前に確認すること
自力 vs 退職代行|費用・手続き・揉めやすさを整理