ITは辞めづらい。
納期、炎上、属人化、引き継ぎの重さ。
「今辞めたら案件が止まる」と思うほど、退職を言い出せなくなります。
結論から言うと、ITの退職で重要なのは、
- 退職日を先に固定して引き延ばしを潰す
- 案件を“見える化”して責任を分離する
- 引き継ぎを最小構造にする(無限化を止める)
この3つです。
結論:IT退職は「退職日固定」→「案件の見える化」→「引き継ぎ最小化」で揉めにくい
ITで退職が揉めるのは、次の3パターンが多いです。
- 退職日が曖昧で、納期が来るたびに先延ばし
- 属人化で「あなたしか分からない」が増える
- 引き継ぎが無限に増えて終わらない
ポイント:納期は永遠に来ます。納期ベースで退職日を動かすと、辞められません。
まず理解:案件の責任を“全部背負う”ほど辞められなくなる
ITは真面目な人ほど、案件を自分の責任として抱えます。
でも、それを続けると辞められません。
結論:
退職は「放棄」ではなく、責任の引き渡しです。
だから、案件を見える化して引き渡します。
ステップ1:退職日を先に固定(納期による引き延ばしを止める)
まず退職日を固定します。
納期を理由にすると、永遠に辞められません。
切り出し(短文テンプレ):
お時間いただきありがとうございます。退職させてください。退職日は(◯月◯日)を希望します。
退職日までに案件の引き継ぎを進めますので、進め方をご相談させてください。
ポイント:理由は深掘りしない。ITは「じゃあリリースまで」になりやすいので、日付で止めます。
ステップ2:案件を“一覧化”する(引き継ぎが一気にラクになる)
ITの引き継ぎは、文章を増やすより、一覧を作る方が効きます。
| 項目 |
書くこと(最低限) |
| 案件名 |
プロジェクト/システム名 |
| 状態 |
進行中/保守/炎上など |
| 締切 |
直近の期限(リリース日等) |
| 次の一手 |
今週やるべきことを1行 |
| 関係者 |
連絡先・意思決定者 |
コツ:
“全部説明”ではなく、次の一手が分かる一覧が最強です。
ステップ3:属人化を切る(アカウント・権限・ナレッジの引き渡し)
揉める原因の多くは属人化です。
だから「ここだけは渡す」を固定します。
- アカウント:権限移譲、管理者変更
- ドキュメント:場所の共有、最新化
- 手順:デプロイ/運用の最低限
- 連絡先:顧客・ベンダー・関係者
ポイント:「あなたしかできない」を消すほど、退職はスムーズになります。
引き継ぎの線引き:完璧主義を捨てて“安全に回る最低限”へ
ITの引き継ぎは完璧にやろうとすると終わりません。
線引きはこうです。
- 重要案件:最優先で引き継ぐ
- 軽微案件:一覧と次の一手だけ渡す
- 将来タスク:課題リストに落とす
線引きの言い方(テンプレ):
退職日までに、重要案件から優先して引き継ぎを完了させたいです。
優先順位をご指定ください。範囲が広がると完了が遅れるため、まず重要部分から進めます。
納期・炎上を理由に止められそうな時の返し方
ITは「今辞められたら困る」が多いです。
返し方は固定します。
返し方(短文):
ご事情は理解しています。ただ、退職の意思は変わりません。退職日は(◯月◯日)で進めたいです。
それまでに案件一覧と引き継ぎを進めますので、優先順位をご指示ください。
ポイント:事情理解+意思固定+日付+優先順位。これ以上議論しません。
最後に:IT退職は「日付」と「一覧化」で一気に事務化できる
ITの退職は、感情で押し切る職場ほど揉めます。
でも段取りで事務化できます。
- 退職日を固定
- 案件を一覧化して責任を分離
- 属人化を切る(権限・ドキュメント)
この順番で進めれば、納期や炎上があっても、現実的に撤退しやすくなります。
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