

退職前にローンを組むかどうかは、かなり悩ましい問題です。
「退職後は審査が通りにくいかも」と思う一方で、ローンは固定費になり、退職後の首を絞めることもある。
ここは感情で決めると詰むので、判断の基準を先に固定します。
この記事の結論
退職前にローンを組むかは、①退職後の収入見通し、②ローンが生活を支えるか(必要性)、③最悪時に耐えられるかの3つで判断する。
「通るうちに組む」が正解になる場合もあるが、固定費化して詰むならやらない方が強い。
ローンの最大リスクは、退職後に返済が続くことです。
だから最初に「退職後の収入」を冷静に見ます。
見るべきもの
・最後の給料が入る日
・失業給付の見通し(給付制限含む)
・貯金で耐えられる月数
ここが薄いなら、ローンは危険側に寄ります。
最後の給料はいつ?振込日までの資金繰り
給付制限の期間|生活が詰まない対策
貯金が少ない退職|最初の1ヶ月を乗り切る設計
ローンが危険かどうかは、金額だけでは決まりません。
そのローンが、退職後の生活を支えるものなのか、単なる負担なのか。
| ローンの性質 | 例 | 判断の方向 |
|---|---|---|
| 生活を支える | 最低限の移動手段、必要な住環境 | 条件次第で検討 |
| 生活を圧迫する | 見栄・勢い・不安からの申込み | やらない方が強い |
ポイント
退職後は「固定費が軽いほど強い」。ローンは固定費を増やす行為なので、必要性の検証が必須。
退職後の最悪は「予定が崩れる」ことです。
転職が長引く、体調が落ちる、給付が遅れる。
その時にローンがあると、詰みやすくなります。
最悪想定で見る
・3ヶ月収入が薄くても返せるか
・家賃+保険料+ローンが同時に来ても耐えられるか
・返済が遅れた時のダメージを受け止められるか
ここが苦しいなら、ローンは避けた方がいい。
退職後に審査が通りにくく感じる場面があるのは事実としてあります。
ただ、それを理由に「必要ないローン」を組むと、後が地獄になります。
結論
審査より、退職後の固定費を軽くする方が勝ち。
ローンを組むなら、生活を支える目的に限定する。
家族がいる場合、判断軸はさらに「守る順番」が重要になります。
次の記事で、子どもがいる退職の優先順位を整理します。
子どもがいる退職|手当・保険の優先順位
家賃が厳しい|退職前にできる固定費圧縮
自力 vs 退職代行|費用・手続き・揉めやすさを整理